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Taiwan, 1966 [その他]

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 これは、あっちのブログにかこうとしたことである。あっちはかっこう鳥が鳴いており、自分でも書く気がしないので、こっちにした。

 ついに条例は可決されてしまった。まぁ、暴力描写は私としてもトラウマを抱えているのでその点は別にかまわないのだが、私は些細な性描写が規制されることをとても危惧しているのだ。
 私みたいにポロリ・パンチラのような些細な性描写ですら規制された場合、これはとんでもない法案である。清涼剤となるサービスシーンでさえも規制されてしまっては、たまったものではない。まだ私はプロではないから幸運なのだが(?)、それを武器にしているプロの漫画家としては、この法案は恐怖としかいえない。ましてや、わたしのように「見せなければ気がすまない」人としては、この法案は狂気としかいいようがない。

 実は、台湾でも同じ条例が可決されたことがある。私はtwitterで知ったのだが、1960年ごろ、台湾はマンガブームみたいなものがあったのだが、1966年に編印連環圖畫輔導辦法なるものが制定され、台湾のマンガは検閲対象になってしまったらしい。

 「法律を反するもの、倫理道徳、習俗から遠ざかるもの、何よりも児童の心身健康を妨げるもの」などは真っ向から「規制」され、台湾のマンガ文化は費えてしまった。
 その後日本のマンガが入ってきたが、そこには台湾原作のマンガはなかったという。1987年にやっとこの条例は取り消されたが、台湾のマンガ業界は完全に廃退していた(手遅れだった)。
 以前私は台湾に行ったのだが、コンビニには台湾発のオリジナルのライトノベルが売られており(買っちゃった(ひょえ))、台湾もやるなぁと思っていた。しかし、その背景には、このような条例があったことを知らなかった。今考えると、台湾のライトノベルやマンガ業界は、これから再出発を計った時期でもあり、応援する価値はあるのではないか。

 台湾の話になってしまったが、日本の話に戻そう。

 ツイッターによれば、日本では総務省が「マンガやアニメを規制するのはおかしい」といいだしており、これでこの条例が裁かれる可能性が出てきた。都が出してきたものを国が裁く。これは期待してもよさそうだ。
 都知事主催の国際アニメフェアをボイコットする出版社も増えており、これでますます拍車をかけたいところだ。集英社でも茨木氏(とんちんかんでおなじみでしたね)率いるジャンプでは、「石原都知事をぶっ飛ばすくらいのマンガを作りたい」と意気込んでいる以上、リアル「図書館戦争」がはじまりそうだ。
 まぁ、私は石原都知事は昔から嫌いでしたけどね(ひょえ)




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 ちなみに、私はいろんなマンガやアニメとかで露出度がそれなりに高い女性キャラに遭遇してきたが、彼女もまた検閲の対象になってしまうんだろうか?ポケモンのマンガでハイレグレオタードのキャラが黒塗りにされてしまったという話もあるんだが(びっくり)
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